大学卒業後、メーカーを経て広告代理店にてPR・広報のコンサルとしてと企業支援に従事。ところが新型コロナと50歳の節目が重なり、「このまま真面目に働いていていいのか?」と自問自答。一念発起し脱サラして、FIREを目指してスイングトレーダーに転身。現実はまだ“たき火レベル”だが、日々発表される決算書とチャートの動向と格闘している。最近ではAIを駆使し、銘柄研究を行っている。
この記事でわかること
・☆【注目度S級】ツルハホールディングス(3391)
・◎【注目度A級】エービーシー・マート(2670)
・(B級)三協立山(5932)
・★【要注意D級】わらべや日洋ホールディングス(2918)
・【上方修正】エービーシー・マートほか2社
・【下方修正】わらべや日洋ホールディングスほか2社
・【スタンダード・グロース】エヌ・ピー・シー
・【翌日の発表予定】10月8日(木)29社
☆【注目度S級】ツルハホールディングス(3391)
ツルハホールディングス(3391)2027年2月期 中間
中間期の営業利益は前年同期比92.6%増の547億7000万円、売上高は128.7%増の1兆2755億1400万円だった。2025年12月にウエルシアホールディングスと経営統合しており、前年同期の数字にはウエルシアが入っていない。伸び率より計画との差を見たい。営業利益は中間期の計画526億円を21億7000万円、4.1%上回った。一方で通期の営業利益計画994億円は据え置いたので、下期の計画は446億3000万円と、上期の実績を18.5%下回る水準になる。株価は7日終値2085円で、1か月で10.1%下げ、25日線(約2211円)を5.7%下回った位置で決算発表を迎えた。1〜2週間で見るのは、この25日線を回復できるかだ。
ツルハホールディングス(3391)の株価と25日線
10月7日の終値2085円は、25日線(2211円)を5.7%下回る
陽線陰線25日線決算発表日(10月7日)
直近10営業日の数値を表で見る
| 日付 | 終値 | 25日線 | 乖離 |
|---|---|---|---|
| 9/24 | 2166円 | 2308円 | -6.2% |
| 9/25 | 2167円 | 2301円 | -5.8% |
| 9/28 | 2144円 | 2291円 | -6.4% |
| 9/29 | 2114円 | 2280円 | -7.3% |
| 9/30 | 2116円 | 2269円 | -6.7% |
| 10/1 | 2096円 | 2256円 | -7.1% |
| 10/2 | 2061円 | 2242円 | -8.1% |
| 10/5 | 2128円 | 2231円 | -4.6% |
| 10/6 | 2124円 | 2221円 | -4.4% |
| 10/7 | 2085円 | 2211円 | -5.7% |
◎【注目度A級】エービーシー・マート(2670)
エービーシー・マート(2670)2027年2月期 中間
中間期の営業利益は7.4%増の361億3100万円、売上高は6.4%増の2022億9800万円だった。国内の既存店売上高は、円安でインバウンドが伸びて4.5%増えた。営業利益は中間期の計画347億円を14億3100万円上回り、通期の営業利益計画を656億円から672億円に引き上げた(上方修正あり)。読みどころは引き上げの中身で、上期の上振れ分を足しただけで、下期は期初の計画を据え置いた。会社は11月から免税制度がリファンド方式に変わる影響を挙げている。株価は7日終値2768円で、25日線(約2703円)を2.4%上回る。1〜2週間で見るのは、この25日線の上を保てるかだ。
エービーシー・マート(2670)の株価と25日線
10月7日の終値2768円は、25日線(2703円)を2.4%上回る
陽線陰線25日線決算発表日(10月7日)
直近10営業日の数値を表で見る
| 日付 | 終値 | 25日線 | 乖離 |
|---|---|---|---|
| 9/24 | 2706円 | 2723円 | -0.6% |
| 9/25 | 2735円 | 2721円 | +0.5% |
| 9/28 | 2722円 | 2719円 | +0.1% |
| 9/29 | 2720円 | 2716円 | +0.2% |
| 9/30 | 2726円 | 2713円 | +0.5% |
| 10/1 | 2720円 | 2709円 | +0.4% |
| 10/2 | 2666円 | 2704円 | -1.4% |
| 10/5 | 2710円 | 2701円 | +0.3% |
| 10/6 | 2786円 | 2701円 | +3.1% |
| 10/7 | 2768円 | 2703円 | +2.4% |
(B級)三協立山(5932)
三協立山(5932)2027年5月期 1Q
1Qの営業利益は26億4100万円で、前年同期の11億6400万円の赤字から黒字に転じた。売上高は13.3%増の972億6800万円だ。営業利益は通期計画40億円の66.0%に達し、経常利益24億2800万円と純利益15億7100万円は、1Qだけで通期の計画(15億円・10億円)を上回った。計画は据え置いた。けん引したのはマテリアル事業で、セグメント利益は1億6700万円から24億2100万円に増えた。会社は価格改定に加え、アルミ地金の在庫評価の影響を挙げる。
株価は7日終値629円で、1か月で3.1%下げ、25日線(約651円)を3.4%下回った位置で決算発表を迎えた。1〜2週間で見るのは、25日線まで戻れるかどうか。
★【要注意D級】わらべや日洋ホールディングス(2918)
わらべや日洋ホールディングス(2918)2027年2月期 中間
中間期の営業利益は25.0%減の39億6900万円で、中間期の計画43億5000万円に3億8100万円届かなかった。売上高は1.0%増の1208億5300万円だ。原材料と労働コストの上昇に、札幌工場の操業休止が重なった。通期の営業利益計画は77億円から60億円に下げた(下方修正あり)。中東情勢の長期化で包装材料とエネルギーのコストが想定を上回る見込みで、米国オハイオ州の新工場の稼働中止に伴う特別損失も計上する。株価は7日終値2613円で、1か月で6.3%下げ、25日線(約2725円)を4.1%下回る。1〜2週間で見ておくべき点は、この25日線の下で推移が続くかだ。
【上方修正】
| 銘柄 | 修正した項目 | 修正前→修正後 | 修正率 |
|---|---|---|---|
| エービーシー・マート(2670・プライム) | 2027年2月期 売上高 | 4008億円→4030億円 | 0.5%増 |
| 同 営業利益 | 656億円→672億円 | 2.4%増 | |
| 同 当期純利益 | 464億円→477億円 | 2.8%増 | |
| 日本ファルコム(3723・グロース) | 2026年9月期 売上高 | 36億円→43億円 | 19.4%増 |
| 同 営業利益 | 22億円→28億円 | 27.2%増 | |
| 同 当期純利益 | 15億円→19億円 | 26.6%増 | |
| 同 期末配当 | 10円→60円 | 50円増配 | |
| アルバイトタイムス(2341・スタンダード) | 2027年2月期 当期純利益 | 1億3900万円→1億6700万円 | 20.3%増 |
エービーシー・マートは上期の計画からの上振れ分を通期に上乗せした。日本ファルコムは9月17日に発売した『空の軌跡 the 2nd』などの販売が堅調で、売上高と各利益とも過去最高を見込む。期末配当は普通配当を20円増やして30円とし、「軌跡」シリーズの世界累計販売1000万本突破の記念配当30円を加える。アルバイトタイムスは投資有価証券売却益2600万円の計上で、純利益だけを引き上げた。
【下方修正】
| 銘柄 | 修正した項目 | 修正前→修正後 | 修正率 |
|---|---|---|---|
| わらべや日洋ホールディングス(2918・プライム) | 2027年2月期 売上高 | 2410億円→2380億円 | 1.2%減 |
| 同 営業利益 | 77億円→60億円 | 22.1%減 | |
| 同 当期純利益 | 48億円→35億円 | 27.1%減 | |
| 日本色材工業研究所(4920・スタンダード) | 2027年2月期 中間期 営業利益 | 9200万円→5000万円 | 45.7%減 |
| 同 通期 営業利益 | 3億9400万円→2億6100万円 | 33.6%減 | |
| 同 通期 当期純利益 | 1億8700万円→1億円 | 46.8%減 | |
| グラントマト(7137・TOKYO PRO Market) | 2026年8月期 営業損益 | 2億2500万円の赤字→7億5400万円の赤字 | 赤字拡大 |
| 同 当期純損益 | 3億8400万円の赤字→7億7800万円の赤字 | 赤字拡大 | |
| 同 期末配当 | 40円→0円 | 無配 |
わらべや日洋ホールディングスは包装材料とエネルギーのコスト増に加え、米国の新工場の稼働中止に伴う特別損失を見込む。日本色材工業研究所は国内の化粧品メーカーからの受注が想定を下回り、海外の大口受注も一部が先送りになったうえ、原油由来の資材などのコスト増を受注価格に転嫁しきれなかった。中間期の純損益は1100万円の黒字予想から2100万円の赤字になる。グラントマトは農産流通部門で米相場の下落が想定を超えて続き、販売差損が膨らんだ。
【スタンダード・グロース】
エヌ・ピー・シー(6255・グロース)2026年8月期 本決算
前期は売上高が37.3%減の58億1100万円、営業利益が55.9%減の8億4600万円だった。今期は売上高70.3%増の98億9500万円、営業利益62.9%増の13億8000万円を見込む。期末の受注残高は10.4%増の74億2197万円だ。株価は1か月で16.7%上げ、7日終値756円は25日線を9.9%上回る位置にある。
【翌日の発表予定】10月8日(木)29社
キユーピー(2809) 3Q/セブン&アイ・ホールディングス(3382) 中間/クリーク・アンド・リバー社(4763) 中間/ウェザーニューズ(4825) 1Q/ローツェ(6323) 中間/コジマ(7513) 本決算/スギホールディングス(7649) 中間/オンワードホールディングス(8016) 中間/ワキタ(8125) 中間/ライフコーポレーション(8194) 中間/ミスターマックス・ホールディングス(8203) 中間/フジ(8278) 中間/乃村工藝社(9716) 中間/オオバ(9765) 1Q/吉野家ホールディングス(9861) 中間/ミニストップ(9946) 中間/ファーストリテイリング(9983) 本決算
ドーン(2303・スタンダード)1Q/アルバイトタイムス(2341・スタンダード)中間/KG情報(2408・スタンダード)3Q/アズ企画設計(3490・スタンダード)中間/シリコンスタジオ(3907・スタンダード)3Q/川口化学工業(4361・スタンダード)3Q/トーセ(4728・スタンダード)本決算/小津産業(7487・スタンダード)1Q/スリーエフ(7544・スタンダード)中間/日本BS放送(9414・スタンダード)本決算/ホテル、ニューグランド(9720・スタンダード)3Q/カンセキ(9903・スタンダード)中間
※本稿は、投資における情報提供を目的としたもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式の売買は自己の責任において、ご自身の判断で行うようお願いします。






