お金と資産、ビジネスで
ちょっとウエを目指す情報サイト/Gold beans.

日経平均の4日続伸は半導体3銘柄で上げ幅超え、今日25日は内需の小売2社|決算ウォッチ

24日の日経平均は495円04銭高の6万5513円99銭と4日続伸したが、上げ幅の87.8%はアドバンテストとイビデンの2銘柄だった。今日25日の決算発表は4社。ハローズ(2742)は1Q営業益10.5%減で、上期計画には2Q単独で21.4%の増益が要る。

コマンドY2026/09/25

日経平均の4日続伸は半導体3銘柄で上げ幅超え、今日25日は内需の小売2社|決算ウォッチ
  • ハローズの1Q営業利益は27億2800万円で10.5%減。上期計画61億4000万円に対する進捗は44.4%
  • ハローズが上期計画に届くには2Q単独で34億1200万円、前年同期の28億1100万円から21.4%増が要る
  • あさひは1Q営業利益30億9700万円で、上期計画33億2000万円の93.3%をすでに消化

この記事でわかること
・今日25日の決算発表は4社 プライムは2月期2Qの小売2社
・今日の相場観 日経平均の4日続伸は、半導体3銘柄で上げ幅を超えた
・答え合わせ コーセルは決算を受けて+6.71%、オラクルと大光は今日値段が付く
・今週と来週の決算発表予定

今日25日の決算発表は4社 プライムは2月期2Qの小売2社

今日25日に決算発表を行う予定は4社で、プライムはハローズ(2742)とあさひ(3333)の2社。どちらも2月期の2Q(上期)になる。2社とも1Qは増収ながら営業減益で、今日の数字は2Qの3か月で1Qの減益を取り戻せたかを見る場だ。

☆【注目度S級】ハローズ(2742/小売業)2027年2月期2Q プライム

項目数字
前期実績(2026年2月期)営業収益2257億1900万円(7.1%増)、営業利益124億7300万円(1.7%増)
今期計画(2027年2月期)営業収益2456億2200万円(8.8%増)、営業利益125億9000万円(0.9%増)
上期計画営業収益1217億4700万円(9.1%増)、営業利益61億4000万円(4.8%増)
1Q実績営業収益578億7600万円(7.2%増)、営業利益27億2800万円(10.5%減)。販管費131億4200万円(11.6%増)
前年上期の営業利益58億5800万円(うち1Q 30億4700万円、2Q 28億1100万円)
配当前期70円 → 今期72円(予想)
24日終値3930円(前日比-0.88%)/出来高3万6600株

広島・岡山を中心に中四国と兵庫で114店舗のスーパーマーケットを展開する。

見どころ:1Qは7.2%の増収ながら営業利益は10.5%減った。販管費が11.6%増と売上の伸びを上回っており、増収が利益に届いていない。 前期も7.1%増収に対して営業増益は1.7%にとどまっていた。

2Qで見る数字:上期計画の営業利益61億4000万円に対し、1Qの進捗は44.4%。前年は1Qで上期の52.0%を稼いでいたので、そのぶん遅れている。 計画に届くには2Q単独で34億1200万円、前年同期の28億1100万円から21.4%の増益が要る。上期で前年の58億5800万円を下回れば、通期の0.9%増益計画にも疑問符が付く。

スイング目線:24日終値は3930円で前日比-0.88%、3営業日前から-1.01%。20営業日の日中値幅は平均2.30%、24日の売買代金は1億4000万円ほどで、プライムとしては板が薄い。

Point:私が見たいのは2Q単独の営業利益だ。売上が伸びても利益が減る会社は「どこかに無理がある」と『10万円を1年で100万円にする株式投資術』にも書いたが、1Qの減益がコスト増の一時的な山なのか、続く流れなのかは2Qの3か月でしか確かめられない。

◎【注目度A級】あさひ(3333/小売業)2027年2月期2Q プライム

項目数字
前期実績(2026年2月期)売上813億7400万円(0.3%減)、営業利益39億3700万円(28.2%減)
今期計画(2027年2月期)売上862億7800万円(6.0%増)、営業利益43億円(9.2%増)
上期計画売上479億4100万円(4.4%増)、営業利益33億2000万円(11.6%減)
1Q実績売上277億8600万円(2.5%増)、営業利益30億9700万円(5.3%減)
前年上期の営業利益37億5600万円(うち1Q 32億7000万円、2Q 4億8600万円)
配当前期50円 → 今期50円(予想)。今期から配当性向35%以上・DOE3.0%を目安とする方針
24日終値1293円(前日比-1.45%)/出来高17万2600株

自転車専門店「サイクルベースあさひ」を全国に557店舗(直営539・FC18)展開する。

見どころ:前期は売上がほぼ横ばいで営業利益は28.2%減った。1Qも2.5%増収で営業利益は5.3%減と、減益の流れはまだ止まっていない。

2Qで見る数字:1Qの営業利益30億9700万円で、上期計画33億2000万円の93.3%に達している。前年も上期37億5600万円のうち32億7000万円を1Qで稼いでおり、2Qはもともと利益の小さい四半期だ。 計画の2Q単独は2億2300万円と前年同期の4億8600万円から54.1%減に置かれており、これを超えれば上期計画は上回る。

スイング目線:24日終値は1293円で前日比-1.45%。出来高は17万2600株と前日の10万株から1.7倍に膨らみ、20営業日では-5.3%と決算を前に売られてきた位置にある。

Point:上期計画は低く置かれているため、上回っても驚きにはなりにくい。私が見るのは通期の営業利益43億円・9.2%増益を据え置くかどうかだ。 上期で計画を超えても通期に手を付けなければ、市場の関心は下期の数字へ移る。

【本日発表予定】

パレモ・ホールディングス(2778/小売業)2月期2Q スタンダード
 9月15日に上期予想を下方修正しており、営業利益は2億円から7100万円へ64.5%引き下げた。天候不順と自然災害で既存店売上高は前年比97.7%。数字の大枠はすでに出ている。

ニイタカ(4465/化学)5月期1Q スタンダード
 業務用洗剤・洗浄剤のメーカー。今期は11.7%増収ながら営業利益18億円で15.0%の減益計画を置く。前年1Qは営業利益5億8200万円で36.6%増と伸びていた。

今日の相場観 日経平均の4日続伸は、半導体3銘柄で上げ幅を超えた

指標9月24日前日比
日経平均6万5513円99銭495円04銭高(+0.76%)
TOPIX4075.3015.84pt安(-0.39%)
プライム平均株価―+0.01%(中央値-0.15%)
上げた銘柄/下げた銘柄674/83943.3%/54.0%
プライム売買代金約9兆2038億円―

※「プライム平均株価」とは、東証プライムに上場する全銘柄の前日比騰落率を、単純に平均した当サイトの独自指数(詳しくは記事末尾)。

24日の日経平均は495円04銭高の6万5513円99銭と4日続伸した。休場中の米国市場でAI・半導体株が買われた流れを受け、アドバンテストが243円77銭、イビデンが191円08銭押し上げ、2銘柄で上げ幅の87.8%を占めた。 東京エレクトロンの81円46銭を足すと、3銘柄で上げ幅を超える。

一方でTOPIXは15.84pt安と下げ、プライムで上げた674銘柄は下げた839銘柄を下回った。プライム平均株価は+0.01%とほぼ横ばいで、指数の上げは半導体に集中し、全体としては動いていない日だった。 国内の長期金利の上昇が重荷となり、商社やトヨタは売られている。

今日の2社はどちらも内需の小売株で、24日の上げとはほぼ無縁の場所にいる。ハローズもあさひも24日は下げており、決算の数字は指数の地合いと切り離して読むほうがよい。

答え合わせ コーセルは決算を受けて+6.71%、オラクルと大光は今日値段が付く

コーセル(6905)の24日終値は1463円で前日比6.71%高、出来高は90万8200株。18日引け後に出た1Qの答えが値段に出た最初の日で、決算前の17日終値1320円から2営業日で10.8%上げた。 売上高が54.0%増と受注が売上に変わる速さを見せ、通期の営業利益計画も23億円へ引き上げた決算に、市場は買いで応えている。

24日付けの記事で取り上げた2社は、24日15時30分に1Qを開示した。日本オラクルは売上748億6100万円で13.0%増、営業利益259億1800万円で22.7%増。クラウドが251億4300万円で31.7%増と伸びを保ち、前年1Qの4.8%減益から増益に戻った。

大光は売上206億300万円で9.4%増えたが、営業損益は362万9000円の赤字に転じた。前期に足を引っ張った水産品事業は157万8000円と小幅ながら黒字を保ち、今回はアミカ事業の26.3%減益が響いた。 24日の終値は日本オラクルが-1.73%、大光が+2.58%だが、どちらも開示前の値段で、決算への答えが出るのは今日25日だ。

今週と来週の決算発表予定

日付社数主な銘柄
9月25日(金)4社ハローズ(2742/小売業・プライム) 2月期2Q/あさひ(3333/小売業・プライム) 2月期2Q ほか
9月28日(月)2社しまむら(8227/小売業・プライム)2月期2Q ほか
9月29日(火)8社DCMホールディングス(3050/小売業・プライム)2月期2Q/オークワ(8217/小売業・プライム)2月期2Q ほか
9月30日(水)10社ピックルスホールディングス(2935/食料品・プライム)2月期2Q ほか
10月1日(木)6社西松屋チェーン(7545/小売業・プライム)2月期2Q/平和堂(8276/小売業・プライム)2月期2Q ほか
10月2日(金)9社ハイデイ日高(7611/小売業・プライム)2月期2Q/象印マホービン(7965/電気機器・プライム)11月期3Q ほか

決算書Watchでは、またぎを推奨していない。

上がる株であれば、決算発表後も伸びるだろうから、そこで買っても遅くはない。

逆であれば、損切りしてマイナスを確定したほうがよい。

ただし、配当を目的にしている場合は、その限りではない。

来週は2月期決算の小売の2Qが続く。どの会社も上期計画は開示済みなので、1Qの進捗率を先に計算しておけば、発表の日に見る数字は1つに絞れる。 損をしない、あるいは損を最小限にすること。それが私の基本的な考え方だ。

「プライム平均株価」について

「プライム平均株価」は、東証プライムに上場する全銘柄の前日比騰落率を単純に平均した当サイトの独自指標で、時価総額でも株価水準でも重みをつけず1銘柄を1票として数える。日経平均は値がさ株、TOPIXは大型株が効くのに対し全銘柄を等しく扱うため、上げ下げが広く行き渡っているのか一部に偏っているのかが見える。ただし日経平均より優れた指標という意味ではなく、あくまで補助線だ。24日の対象は1555銘柄。当社が独自に計算した指標であり、取引所等が公表する指数ではない。

※本稿は、投資における情報提供を目的としたもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式の売買は自己の責任において、ご自身の判断で行うようお願いします。

10万円を1年で100万円にする株式投資術(コマンドY 著)

記事を書いた人

コマンドY

スイングトレーダー。著書に『10万円を1年で100万円にする株式投資術』(2026年7月発行)。決算を「地雷を避ける」ための守りの道具として読み、上がり始めを出来高で確かめてから乗ることを基本にしている。

著書をAmazonで見る →

この記事を書いた人

コマンドY

コマンドYスイングトレーダー

大学卒業後、メーカーを経て広告代理店にてPR・広報のコンサルとしてと企業支援に従事。ところが新型コロナと50歳の節目が重なり、「このまま真面目に働いていていいのか?」と自問自答。一念発起し脱サラして、FIREを目指してスイングトレーダーに転身。現実はまだ“たき火レベル”だが、日々発表される決算書とチャートの動向と格闘している。最近ではAIを駆使し、銘柄研究を行っている。

※このサイトは「事業再構築補助金」を活用しています